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研究内容(カーボンナノチューブ〜エレクトロニクス〜)

6. 電子デバイス材料への展開


 6.1 導電性透明電極
 CNTの最も有望なアプリケーションの一つは、その高い導電性、アスペクト比、柔軟性を生かした透明導電性電極であろう。私達は長さが100μm以上もあるSWNTをガラス基板に塗布し、酸性水溶液に展開することで分散剤の除去とドーピングを同時に行い、剥離したSWNT超ナノ薄膜(薄さ10 nm以下)をPETですくい取り、張り合わせた。得られたSWNT塗布基板は95% 120Ω/sqを達成し、さらに繰り返し曲げ試験でも高い耐久性を示した(H22.PD Liu)
J. Am. Chem. Soc. 132, 16581-16586 (2010).

 6.2 PFOで抽出した半導体性SWNTからなる電界効果型薄膜トランジスタ
  ポリフルオレン(PFO)ユニットを含むPFO共重合体は半導体性SWNTを優先的に可溶化し、超遠心によって抽出することができる。従ってPFO共重合体で可溶化したSWNTを用いて作製したトランジスタは、良好な特性を示す。当研究室では(6,5)SWNTのみを抽出するPFO共重合体を発見し、そのFET特性を測定した。(H21.PD小澤)
Jpn. J. Appl. Phys.50, 070207 (2011).

 6.3 ナノ粒子担持SWNTのFET特性
   PFO共重合モノマーに金属担持能を付与することで金属担持半導体SWNT複合体を作製することができる。この金属担持半導体SWNTのPFO特性を調べたところ、金属担持前と異なる挙動を示し、特性制御が可能であることが明らかとなった。(H21.PD小澤)
J. Am. Chem. Soc.133, 14771-14777 (2011).


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